耐性菌から身を守る

弓削多の「吟醸純生しょうゆ」を推薦します
(食品と暮らしの安全基金 事務局長 小若順一)

国産の有機原料を使用

国産の有機大豆や有機小麦を使った「成分無調整」の醤油なら、デパートや自然食品店に行けば買うことができます。

地上と宇宙ほど違う「生」の味

弓削多の「吟醸純生しょうゆ」は、そういう有機醤油を、加熱殺菌する前にビン詰して冷蔵したもの。たったそれだけの違い?と思われるかもしれませんが、その味の差は、地球から宇宙旅行に出たほど違います。

一番大きな違いは、加熱していないので、香りが飛んでいないことと、タンパク質が熱変性していないこと。市販の醤油は加熱殺菌温度より低い温度で揮発する香りはなくなっていますが、「吟醸純生しょうゆ」は香りがすべて残っていて、味は極めてまろやかです。

生きた微生物が免疫力を強化

健康へのいい影響もあります。酵母や乳酸菌などの微生物が生きているので、腸管免疫系が刺激され、「吟醸純生しょうゆ」を使っている人の免疫力が強化されて、病気に罹りにくくなるのです。

年間2万人以上も亡くなっている耐性菌による院内感染への恐怖も、こういう食べ物を食べていると半減します。

魅力的なダイエット食に

砂糖や油を調理から大幅に減らしても、「吟醸純生しょうゆ」をうまく用いれば、常識では考えられないほど美味しい食事を楽しめます。ですから、まったくストレスを感ぜずに食事でダイエットできるのです。病人食にも最適の醤油といえます。

日本型食文化をさらに向上

この醤油の欠点は、冷蔵しないと味が落ちること。常温に置いておくため、本物の生醤油がまったく市販されていなかったのです。でも、それだけで「生」の良さを知らなかったことは、日本人にとって大変不幸でした。

この醤油が買えるようになったので、まもなく「生醤油」の良さが広く知られるようになり、日本の食文化が少し良い方向に変わると信じています。

私も推薦します
(順天堂大学 細菌学教室 平松啓一教授)

私は抗生物質耐性菌の問題を専門として、研究を行ってきました。抗生物質は、病気や怪我のときなどに、私たちの命を守るのに非常に重要な薬ですが、近年その濫用により、抗生物質が効かない「耐性菌」が現れています。

抗生物質は、病院の中だけでなく、畜産分野でも広く使用されています。そのため、食べ物などを通して、広く私たちの身の回りの環境にも、抗生物質耐性菌が存在するようになっています。

病院に通っていなくても、一般の方の30%くらいが耐性菌を持っていると考えられます。このような状況下で耐性菌から身を守るには、みなさん自身の体、そしてお子さんの体を強く、たくましくすることが何よりの防衛法です。

食生活を見直すことも重要な防衛法のひとつです。たとえば、発酵食品は腸内の細菌叢を整えてくれます。

日本の発酵食品の代表格とえいば醤油ですが、本当の発酵食品としての実力を発揮するのは弓削多醤油さんの「吟醸純生しょうゆ」のような商品です。なによりおいしい醤油ですからぜひお試しください。

(2004年2月21日記)
※文中の「吟醸純生しょうゆ」について。
当時「しぼりたて生醤油」と呼ばれていましたが、ここでは現在の商品名「吟醸純生しょうゆ」にかえて表記しています。

参考)  弓削多の生醤油 【歴史】